…このようなサイトでも結構手間がかかりました。私はアバウトな性格、旦那は完璧主義者、両者の話し合いはなかなか難航します。
私「あ、そんな感じでいいんでは?」
旦那「え?変だよこれ?!こっちの方が良くない?」
私「あ、それでもいい感じ」
旦那「どっちなんだよー!」
私「どっちでもオッヶー。」
旦那「怒!!」
ってな感じです。ごめんなさい、旦那さん。
話し変わってこの本の制作は本当に長い時間がかかりました。
ひょんな事から、仏さまのご本を制作させて頂くご縁を頂いてとっても感謝感激でありがたい事なのですが、…私自身の問題も多く、実は制作は難航したのでした。
よく漫画の制作では、「漫画の神が降りて来るのをひたすら待つ」とか言いますが。
私は制作時間を読むのがとても苦手な作家なんですねぇ。あらためて実感しました。
でも、今まで日刊紙の4コマも、月刊誌も、新聞で取材漫画を週刊で描いていた事も有り、その時はちゃんと〆切に合わせて描いていたので(そりゃそうだ!)、自分がそんなに時間オーバーして描けなくなるとは夢にも思っていませんでした。
良い本を作りたい。その為なら儲けは度外視だ…。そんな風に私の中では、何か特別な意識が膨らんでいました。自分が何か出来そうな気がしていたんですよね、この頃は。…今、本が出来上がって思う事は、私は個人では何も出来なかったと言う事を思い知らされる事になりましたが…。
企画編集の土倉さんが、企画を通してくださったのが、一昨年の冬でした。
それから内容を煮詰めて、山本貴嗣先生に各尊の1ページ目の作画協力をしてもらう事になって
土倉さん、山本先生と私で打ち合わせをしたのが、去年の2月1日でした。
新百合ケ丘駅の近くにあるビルの中のOBという何もかもがビックサイズの喫茶店で、窓の外は雪が降っていました。
1〜2ヶ月もあれば出来るだろうと、そんな風に思っていました。
それがその後1年4ヶ月も経ってからの発売になろうとは、その時は露程も考えてはいませんでした。
この本の制作はそんな風に始まったのでした。
(また、ちょこちょこと時間を見つけて独り言を書きますね。^^)
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