2014年10月7日火曜日

私の頭は芽の多いジャガイモ的

昔〜。まだ仏教と出会う前…学生時代に読んだSF小説の中で凄く印象深かったものがありました。

アーサー・C・クラークの「地球幼年期の終り」というSF小説です。
有名ですのでご存知の方も多いと思います。

引っ越しを重ね、今は手元にその本はありませんが…。

今となっては内容もうろ覚えになってしまいましたが…
でも、読んでいて当時はすごく興奮したのでした。

こんな風に世界観を広げて書くって、本当に凄い…って。
ストーリー構成も凄さに絶句したのを憶えています。

こんな作品が紡ぎ出せたらどんなに楽しいだろうか……。

宙を見上げ、ただ溜め息を吐く学生時代の私でした。

当時すでに漫画を描くのが好きで、
ヘタなりに描いたりしていたのですが
何もかも絶望的なレベルの違いを叩き付けられながら
でも、すごくワクワクしていたのを憶えています。

…しかし 、その感覚をずっと忘れてしまっていたのです。
そしてふっと最近その事を思い出したのでした。


そうそう、その本の重要キャラクター「オーバーロード」の
作品の〆の言葉が確か…こんなだったかな…

『私たちは永遠の命を持っているが、
何も生み出す事も進化する事もできない。
君たち人類が短い生命の中とはいえ、
生み出し、進化すると言う点においては
羨ましく思うのだ』



 そう、人は皆 時間には限りがあるんですよね。

どうせならその時間を、自分の舞台を、突き抜けてみたいものです。



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