2016年2月17日水曜日

破壊って言葉は悪く取られがちだと思いますが…本当にそうでしょうかねぇ?

脱皮は古い皮の破壊で起こります。
乳歯が抜ける事で永久歯が生える事ができます。

手に一杯の荷物を持っていたら、何も持てません。

人に対する印象だって、古い感情だけで見ていませんか?

こう考えてみると、「破壊」は必ずしも悪くはなく、
新しい一歩を生み出す元となるように思えます。

自分が持っている固定観念や、価値観、強い思いなど…
一旦手放すことって大事な気がします。

世の中はことごとく自分を映す鏡であると見る時、
自分が人や周りに対して勝手に作ってしまう物語は、
何であれ自分に起因しているのだと思うのです。

だから、人や事柄に対して、強い不満を抱いた時、
そこには自分の思い癖や、偏見が隠れている事が多いのだと思うのです。

心のフィルターはモノを真っ直ぐ見せない事があるのです。
事実を歪曲する力があるのです。
直感も、時としてその延長線上にあることもあるのです。

自分の心にフィルターを感じた時…
それを壊すのは、実は凄く大事な事だと思います。

だって、人間の感じる苦しみの多くは
もしかしたら、
そのフィルターから映し出されたものかもしれないのですから…

画像は、じゃこめてい出版から発売された
「仏さまカード」(解説、文章:高家寺住職 北川宥智/絵:尼僧漫画家 悟東あすか)
全48枚の中の…
大自在天…破壊と創造の神です。

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